「古い時計だから、もう価値はないと思うんですが……」
長年ご自宅に保管されている腕時計について、このようにお話しされるお客様は少なくありません。しかし、時計は「古い=価値がない」とは限りません。
今回は、藍住町東中富にお住まいのお客様より、SEIKO(セイコー)の「KING QUARTZ(キングクォーツ)」をお買取させていただきました。
お持ちくださったのは、亡くなられたご主人様が使われていた腕時計。奥様ご自身では使用されないとのことで、遺品整理を兼ねてご相談いただきました。
今回の買取事例をもとに、古いセイコーの腕時計を査定する際にどのような部分を見るのか、そして古い時計だから」と処分してしまう前に知っていただきたいことをご紹介します。
「古いSEIKOだから価値はない」――その判断、少し待ってください
今回、最初にお伝えしたいのがこれです。
古い腕時計の価値を、年式だけで判断することはできません。
「昔の時計」「クォーツ時計」と聞くと、現在では価値がないと思われるかもしれません。しかし中古時計の査定では、
- メーカー・ブランド
- モデルや型番
- 製造された年代
- 時計としての希少性
- 文字盤やケースの状態
- 純正ブレスレットの有無
- 動作状態
- 中古市場での需要
などを総合的に確認します。
特にSEIKOには長い時計製造の歴史があり、現在でも古いモデルを探している愛好家がいます。
だからこそ、ご自身で価値がないと判断して処分してしまう前に、一度その時計が「何なのか」を確認することが大切です。
SEIKO「キングクォーツ」とは?国産クォーツ時計の歴史を感じる一本
今回お買取した時計は、文字盤に「SEIKO KING QUARTZ」の表記が確認できるキングクォーツです。
SEIKOはクォーツ腕時計の歴史において重要な存在であり、キングクォーツはそうした時代を感じさせるシリーズのひとつです。
現在の時計は電波時計やGPS、スマートウォッチなど非常に多様化していますが、古い国産時計には現代の時計とはまた違った魅力があります。
今回のお品物も、ケースやブレスレットには長年使用されてきたことが分かる傷や経年変化が見られました。
しかし、こうした時計の場合は「傷があるから価値がない」と判断するのではなく、モデルそのものの評価やオリジナルの状態がどの程度残っているのかを見ることが重要です。
古い時計だからこそ、その一本が歩んできた年月も含めて確認していきます。
ご主人様の遺品だったキングクォーツをお任せいただきました
今回ご来店くださったのは、藍住町東中富にお住まいのお客様です。
亡くなられたご主人様が使われていた時計をお持ちくださり、
「古い時計だから価値はないと思うんですが、私は使わないので」
とお話しくださいました。
遺品整理では、「自分では使わないけれど、捨ててしまってよいのか分からない」というお品物が出てくることがあります。
特に腕時計や貴金属、ブランド品などは、ご家族には価値が分からなくても、中古市場では評価される場合があります。
思い出のあるお品物だからこそ、単に古いという理由だけで判断するのではなく、まずは一点ずつ確認することが大切だと考えています。
今回もご主人様が長く使われてきた時計をしっかり拝見したうえで査定し、お買取させていただきました。
大切な遺品を当店へお任せいただき、誠にありがとうございました。
古い腕時計の査定では「動く・動かない」だけを見ているわけではありません
古い時計をお持ちいただいた際によく聞かれるのが、「止まっている時計でも売れますか?」というご質問です。
もちろん動作状態は重要な査定項目ですが、それだけで時計の価値が決まるわけではありません。
今回のようなヴィンテージ性のある時計では、
- ケースや風防の状態
- 文字盤や針の劣化
- リューズの状態
- ブレスレットの状態
- 型番や個体情報
- 純正部品がどの程度残っているか
- 動作状況
- 市場での取引状況
などを確認しながら評価します。
時計によっては、動かない状態でもモデル自体に需要があったり、修理を前提として取引されたりするケースがあります。
そのため、電池が切れている、傷が多い、何十年も前の時計だからという理由だけで「売れない」と判断する必要はありません。
遺品整理で古い時計が出てきたら、まず「価値を調べてから」が私の考えです
実際に店頭で査定していると、ご家族が価値をご存じないまま持ち込まれる古い時計は珍しくありません。
今回のお客様も「古い時計だから価値はないと思う」とおっしゃっていました。
しかし私は、遺品整理で出てきた時計ほど、ご自身で価値を決めてしまわないほうがよいと考えています。
ご本人が購入されたものではないため、いつ買ったのか、当時いくらだったのか、どのようなモデルなのかをご家族が知らないケースが多いからです。
特にSEIKOをはじめとした国産時計には非常に多くのモデルが存在します。同じブランド名が文字盤に入っていても、シリーズや年代、状態によって中古市場での評価は異なります。
また、古い時計を綺麗にしようとして、ご自身で強く磨いたり、部品を交換したりすることはおすすめしていません。 時計によってはオリジナルの状態が残っていること自体が評価材料になるからです。
「価値があるか分からない」という段階のままで構いません。
まず査定を受けて価値を知り、そのうえで残すのか、売却するのかを決める。それも遺品整理のひとつの方法だと思います。
まとめ|藍住町東中富のお客様よりSEIKO キングクォーツをお買取
今回は、藍住町東中富にお住まいのお客様より、ご主人様の遺品であるSEIKO キングクォーツをお買取させていただきました。
古い腕時計は、年式や見た目だけでは価値を判断できません。モデル、状態、動作、市場での需要などを確認することで、初めて現在の評価が分かります。
銀座屋徳島藍住店では、SEIKOをはじめとした国産時計やブランド時計についても、一点ずつ状態やモデルを確認しながら査定しております。
遺品整理や生前整理で「古い時計が出てきたけれど価値が分からない」「止まっているので捨てようか迷っている」といったお品物がございましたら、処分してしまう前にお気軽にご相談ください。
2026年08月12日(水)